比例填補方式とは?一部保険における保険金支払額の算出方法

保険の見直しを考えていて、何から始めればよいか迷っている方へ。
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比例填補方式とは?一部保険における保険金支払額の算出方法

保険について知りたい

保険金額を保険の対象の価値より低くすると、損害額まで受け取れないのですか?

保険のアドバイザー

比例填補方式の契約では、保険金額が保険価額に足りないと、部分的な損害でも保険金が割合に応じて減ります。ただし、現在の住宅向け火災保険は再調達価額を基準にした実損払方式が主流です。

比例填補方式とは。

建物や家財などの保険金額が保険価額より少ない一部保険で、契約した割合に応じて損害保険金を減らして支払う方式です。計算式は商品や約款によって異なり、単純に「損害額×保険金額÷保険価額」とならない契約もあります。

保険価額・保険金額・一部保険

比例填補方式の定義

  • 保険価額:損害が起きた場所と時点における、保険の対象の価額
  • 保険金額:契約で設定した保険金の支払限度額
  • 一部保険:保険金額が保険価額より少ない状態

保険価額は建物や家財などの損害保険で使う考え方です。人の命に値段を付ける意味ではなく、生命保険の死亡保険金は契約で定めた金額を支払います。

計算式は約款で確認する

比例填補方式の計算例

比例填補の基本は、保険価額に対して何割の保険を付けていたかを保険金に反映することです。ただし、火災保険には一定の付保割合を使う契約があります。その場合は、次のような式になります。

支払保険金=損害額×保険金額÷(保険価額×約款所定の割合)

例えば、時価2,000万円の建物に保険金額1,000万円を設定し、損害額が1,000万円だったとします。約款所定の割合が80%なら、支払保険金は625万円です。

1,000万円×1,000万円÷(2,000万円×80%)=625万円

所定の割合は保険会社や保険の種類で異なります。支払額は保険金額が上限です。上の例で建物が全損し、損害額が2,000万円なら、支払上限は契約した1,000万円です。

実損払方式との違い

実損払方式との違い

方式 支払い方
比例填補方式 一部保険の場合、契約割合に応じて損害保険金を減らす。計算式は約款による。
実損払方式 実際の損害額を、保険金額の範囲で支払う。現在の住宅向け火災保険ではこの方式が主流。
定額給付 入院給付金など、契約で決めた金額を支払う。実際の損害額に比例させない。

第一危険方式は、複数の保険契約のうち一つから全額を受け取る方式ではありません。損害額を保険金額まで実損で支払い、保険価額に対する契約割合で減額しない方式を指します。

現在の火災保険で確認するポイント

適切な保険金額の設定

現在販売されている住宅向け火災保険は、同等の建物や家財を現在取得するための再調達価額を基準にし、実際の損害額を保険金額まで支払う契約が主流です。古い時価契約や事業用物件などでは、比例払いが残っていることがあります。

  • 評価基準が再調達価額か時価か
  • 実損払か比例填補か
  • 比例払なら約款所定の割合はいくつか
  • 建築費の上昇後も保険金額が足りているか
  • 免責金額はいくらか

まとめ

比例填補方式では、保険金額が保険価額に足りないと、部分的な損害でも支払額が減ることがあります。ただし、計算式を一つに決めつけることはできません。保険証券と約款で、評価基準、支払方式、所定の割合、保険金額を確認しましょう。