企業年金連合会とは?退職時の年金移換と受給の確認方法

保険について知りたい
会社を辞めたら、企業年金は自動的に企業年金連合会へ移るのですか?

保険のアドバイザー
制度と退職時期によって異なります。確定給付企業年金や企業型確定拠出年金では、自分で移換先を選び、期限内に手続きする場合があります。
企業年金連合会とは。
企業年金の通算制度を担う団体です。厚生年金基金や確定給付企業年金の中途脱退者などから年金原資の移換を受け、将来「通算企業年金」などを給付します。
企業年金をすべて一括管理する機関ではない

企業年金連合会は、すべての会社員の企業年金を自動的に預かる組織ではありません。加入していた制度、退職日、加入期間、本人の選択、年金原資が実際に移換されたかどうかによって、連合会から年金を受け取れるかが決まります。
会社が倒産したときに、すべての企業年金を肩代わりして受給額を保証する機関でもありません。連合会へ移換済みの年金原資は連合会が管理・運用しますが、移換されていない企業年金の給付まで一律に保証するわけではありません。
連合会が給付する主な年金

現在は、厚生年金基金の中途脱退者・解散基金加入員、確定給付企業年金の中途脱退者・終了制度加入者などから年金原資の移換を受け、通算企業年金を給付しています。2022年5月以降は、条件を満たす企業型確定拠出年金の加入者も、退職時に個人別管理資産を通算企業年金へ移換できるようになりました。
過去の制度や移換時期によっては、基本年金、代行年金、基本加算年金、代行加算年金という名称で給付される場合があります。
企業型DCの「自動移換」とは別

企業型確定拠出年金(企業型DC)を退職などで脱退した人が、原則6か月以内に移換手続きをしなかった場合、資産は国民年金基金連合会へ自動移換されます。企業年金連合会へ自動的に移るわけではありません。
自動移換中は資産が運用されず、管理手数料がかかり、その期間は老齢給付金の受給に必要な通算加入者等期間にも含まれません。退職後は、iDeCo、転職先の企業型DC・確定給付企業年金、企業年金連合会の通算企業年金など、利用できる移換先を早めに確認しましょう。
自分の記録を調べる方法

過去に厚生年金基金や確定給付企業年金のある会社を短期間で退職した人は、企業年金連合会の「年金記録の確認」サービスで、記録を預かっているか照会できます。退職時に届いた「移換完了通知書」や「年金の引き継ぎのお知らせ」があれば、あわせて確認してください。
企業年金連合会に記録がない場合は、以前の勤務先、加入していた企業年金の窓口、確定拠出年金の運営管理機関などへ問い合わせます。
まとめ
企業年金連合会は、移換を受けた年金原資を将来の通算企業年金などとして給付する団体です。退職すれば必ず連合会へ移るわけではなく、会社の倒産時にすべての企業年金を保証する機関でもありません。退職時の書類と移換先を確認し、手続きを期限内に済ませましょう。
