拠出金とは?保険・公的年金・企業年金での意味を解説

保険について知りたい
拠出金は、保険料や掛金と同じ意味ですか?

保険のアドバイザー
制度を支えるために負担するお金という点は共通しますが、使われる制度によって意味と支払う人が違います。
拠出金とは。
制度や共同の目的のために、個人、会社、保険者などが出すお金です。公的年金、企業年金、医療保険などで使われますが、同じ仕組みを指す言葉ではありません。
保険料・掛金・拠出金の違い

| 言葉 | 一般的な意味 |
|---|---|
| 保険料 | 保険契約や社会保険の保障を受けるために負担するお金 |
| 掛金 | 共済、企業年金、iDeCoなどへ定期的に払い込むお金 |
| 拠出金 | 制度の給付や財政を支えるために出すお金 |
実際の呼び方は法律や制度ごとに決まっています。似た言葉でも、誰が支払い、何に使われるかを確認する必要があります。
公的年金は賦課方式が基本

現在の公的年金は、現役世代が納める保険料を、その時点の年金受給者への給付に充てる賦課方式が基本です。保険料のほか、国庫負担や積立金も給付に使われます。
日本の公的年金は、国民年金を土台とし、会社員や公務員などが厚生年金へ加入する2階建てです。公務員などが加入していた共済年金は2015年10月に厚生年金へ一元化されたため、現在の公的年金を国民年金・厚生年金・共済年金の3制度として並べる説明は正確ではありません。
企業年金とiDeCoの掛金

企業型確定拠出年金では、事業主が掛金を拠出し、加入者が商品を選んで運用します。規約に定めがある場合は、加入者が掛金を上乗せするマッチング拠出を利用できることがあります。
iDeCoでは、原則として加入者本人が掛金を拠出します。掛金は全額が所得控除の対象になりますが、原則60歳まで引き出せず、口座管理手数料もかかります。
公的医療保険の拠出金

公的医療保険では、保険者間の財政調整や高齢者医療を支えるために、健康保険組合などが拠出金・支援金・納付金を負担します。加入者が窓口で個別に支払うお金という意味ではありません。
確認すべきポイント

- 誰が拠出するのか
- 金額は固定か、給与・所得・掛金設定で変わるか
- 税制上の控除を受けられるか
- 途中で変更・停止・引き出しができるか
- 将来の給付額が確定しているか、運用で変わるか
「拠出すれば必ず同額以上が戻る」とは限りません。制度の目的、税制、手数料、給付条件を確認してから判断しましょう。
