付加年金とは?月400円で増やせる年金額と手続き

保険について知りたい
国民年金に月400円を加えると、将来の年金が増えるのですか?

保険のアドバイザー
はい。対象者が付加保険料を納めると、納付月数に応じて老齢基礎年金へ付加年金が上乗せされます。
付加年金とは。
国民年金の定額保険料に月400円の付加保険料を上乗せし、将来の老齢基礎年金を増やす制度です。少ない負担で年金額を増やせますが、加入できる人には条件があります。
加入できる人

- 国民年金第1号被保険者
- 国民年金の任意加入被保険者
国民年金基金の加入者は、付加保険料を納められません。保険料の免除、納付猶予、学生納付特例を受けている期間も、原則として付加保険料を納めることはできません。
iDeCoと併用できる場合はありますが、掛金上限の計算に影響します。農業者年金の加入者は付加保険料の納付が必要です。
いくら増えるか

付加年金の年額は、次の式で計算します。
200円 × 付加保険料を納めた月数
10年間、120カ月納めた場合、支払う付加保険料は48,000円です。将来は毎年24,000円が老齢基礎年金に上乗せされます。2年以上受け取れば、受取総額が納めた付加保険料を上回ります。
付加年金には物価スライドがありません。受取額は「200円×納付月数」で計算されるため、物価上昇によって自動的に増える仕組みではありません。
申込みはその月から

付加保険料は、申出が受理された月分から納められます。過去の月へさかのぼって申込むことはできません。
市区町村の国民年金窓口、年金事務所、マイナポータルを使った電子申請で手続きできます。必要なのは国民年金被保険者関係届書です。
現在の手続きで注意すること

「年金手帳、印鑑、健康保険証を持って窓口へ行く」という古い案内は、現在の手続きと合いません。基礎年金番号が分かるものやマイナンバーカードなど、窓口が指定する書類を確認して用意してください。
2022年4月以降、年金手帳は新規発行されず、基礎年金番号通知書が発行されています。従来の健康保険証も2025年12月1日で有効期限を終えています。
向いている人・注意したい人

少ない負担で終身の年金額を増やしたい第1号被保険者には、検討しやすい制度です。一方、受給前に亡くなった場合や、短期間しか受け取れなかった場合は、納付額を回収できないことがあります。
申込み前に、国民年金基金、iDeCo、手元資金とのバランスを考えましょう。
