
保険の主契約とは?
保険に加入する際には、まず土台となる契約を決めなければなりません。これが主契約です。主契約とは、保険契約全体の基礎となる部分であり、これ一つだけでも契約を成立させることができます。例えるなら、家を作る時の基礎部分のようなものです。このしっかりとした基礎の上に、様々な保障という名の部屋を建て増ししていくことで、必要な備えを作っていくのです。
主契約は、保険の種類に応じて様々なものがあります。例えば、生涯にわたる保障を望むのであれば終身保険、一定の期間だけ保障を受け、満期時にはお金を受け取りたいのであれば養老保険といったものが挙げられます。その他にも、万一の時の備えとして死亡保障に重点を置いた定期保険や、医療保障に特化した医療保険など、様々な種類があります。これらの主契約の中から、自分の求める保障内容に合ったものを選ぶことが大切です。
主契約のみでは保障内容が十分でない場合もあります。そんな時には、特約と呼ばれる追加の保障を付加することで、より自分に合った保険に仕立てることができます。特約は、主契約という基礎の上に、必要な保障を付け加えていくようなものです。例えば、入院時の保障を充実させたい、手術を受けた際にお金を受け取りたいといった場合、それぞれの目的に合った特約を付加することで、より手厚い保障を受けることができるようになります。
このように、主契約とは保険全体の骨組みとなる重要な部分であり、まず主契約を選ぶことが保険設計の第一歩と言えるでしょう。どのような保障を必要としているのか、将来設計はどうなっているのかなど、じっくりと自分の状況を把握した上で、最適な主契約を選び、必要に応じて特約を付加していくことで、安心して暮らせるような備えとすることができます。