
火災保険金額とは?適切な設定額を知ろう
火災保険金額は、火災が起きた際に保険会社から受け取れるお金の限度額です。 この金額をきちんと理解し、自分に合った金額を設定することは、もしもの時に備えるためにとても大切です。火災保険金額は、建物の構造や築年数、場所など、様々なことを考えて決められます。基本的には建物を建てるのにかかった費用をもとに計算されます。気を付けたいのは、土地の値段やエアコンなどの設備の値段は含まれないということです。建物本体を建てる費用だけが計算の対象となります。
つまり、火災保険金額は、今の建物の値段ではなく、もう一度同じ建物を建てるのにいくらかかるか、つまり再建築費用をもとに計算されます。例えば、新しく建てたばかりの家を買った場合、火災保険金額は建築費用とほぼ同じになります。
では、何年も経った家の場合はどうなるでしょう?家が古くなって価値が下がっても、その下がった分は考えずに、今、同じ家を新しく建てるとしたらどれくらいかかるかを基準に計算します。そのため、古くなった家でも、火災保険金額が新築の時と比べて大きく減ることはありません。
それどころか、物価が上がったり、建築費用が高くなったりすると、新築の時よりも火災保険金額が高くなる場合もあります。火災保険金額を正しく設定することで、もし火事になった時にも十分なお金を受け取ることができ、安心して生活を立て直すことができます。