S削減とは?生命保険の保険金削減支払法と確認点

保険について知りたい
生命保険の「S削減」は、保険料が安くなる制度ですか?

保険のアドバイザー
主な意味は、一定期間の保険金を減額して支払う特別条件です。保険料が必ず安くなる制度ではありません。
S削減とは。
生命保険で使われる「保険金削減支払法」を指す通称です。健康状態や過去の病歴などに応じて、通常の条件では引き受けにくい契約へ付ける特別条件の一つです。
一定期間、保険金が減額される

保険会社が指定した削減期間中に、死亡や高度障害など所定の支払事由が起きると、保険証券や特約に定めた割合で保険金を減額します。削減期間を過ぎた後は、通常、満額が支払われます。
削減期間や支払割合は、被保険者の状態と商品によって決まります。すべての保険会社・商品で同じではありません。
対象となる保険金は契約ごとに確認する

死亡保険金と高度障害保険金を対象にする商品がある一方、収入保障保険では年金月額を減額する商品もあります。給付金を含めて一律にすべてが削減されるとは限りません。
また、不慮の事故や特定の感染症による死亡・高度障害では削減しないと定める商品もあります。正確な対象は、保険証券、特別条件承諾書、約款で確認してください。
保険料が必ず安くなるわけではない

S削減は、保険金の支払条件を調整する方法です。「S削減が付けば保険料が安くなる」と一律に決まっているわけではありません。
特別条件には、S削減のほか、割増保険料、特定の疾病や部位を保障対象外にする条件などがあります。複数の条件が付く場合もあるため、保険料と保障内容を別々に確認しましょう。
削減例は契約書の数字で判断する

例えば、死亡保険金1,000万円、削減期間2年、削減期間中の支払割合50%という条件なら、その期間中の対象となる死亡では500万円が支払われます。
ただし、これは仕組みを説明する例です。実際の期間と割合は、保険会社が提示した書面に記載された数字が適用されます。病名だけから削減率を予想することはできません。
承諾前に確認すること

- 削減の対象となる保険金・年金・給付金
- 削減期間の開始日と終了日
- 期間中の支払割合
- 事故や感染症など削減しない場合
- 割増保険料や部位不担保など、ほかの条件の有無
提示された条件に納得できない場合は、同じ保障額で保険会社を比較する方法や、保障額を調整する方法もあります。保障が減る期間に必要資金が不足しないかを確認してから承諾しましょう。
