価額協定特約とは?現在の火災保険で確認する点

保険について知りたい
「価額協定特約」が付いていないと、火災保険は時価払いになるのですか?

保険のアドバイザー
現在は再調達価額を基準にする住宅向け火災保険が一般的だよ。価額協定特約の名称や仕組みは商品や契約時期によって違うので、保険証券で確認しよう。
価額協定特約とは。
契約時に保険会社と建物などの評価額を取り決め、その価額を基準に保険金額や支払限度を定める特約です。すべての火災保険に同じ名称・同じ内容で付くものではありません。
価額協定特約の基本

価額協定特約や価額協定保険特約は、契約時に建物などの再調達価額を評価し、保険会社と契約者の間で価額を取り決める仕組みです。支払方法や適用対象は、保険会社、商品、契約時期によって異なります。
以前の契約では、特約を付けなければ時価基準になる商品がありました。現在の住宅向け火災保険は、再調達価額を基準に保険金額を設定する契約が一般的です。そのため、「特約がなければ必ず時価払い」と一律に説明することはできません。
再調達価額と時価額

再調達価額は、同等の建物を現在再築するために必要な金額です。時価額は、再調達価額から経年・使用による消耗分を差し引いた評価額です。不動産の売却価格や土地を含む市場価格とは異なります。
時価基準の契約では、保険金だけで同等の建物を再築できない場合があります。再調達価額基準でも、保険金額を低く設定していれば再建費が不足するため、評価基準と保険金額の両方を確認する必要があります。
保険金額を正しく設定する

保険金額は、現在の再調達価額を基に設定します。新築時の建築費だけでなく、建築資材や人件費の変動、増改築も考慮します。土地の価格や住宅ローン残高をそのまま保険金額にするものではありません。
保険金額が評価額を下回ると、全損時に再建費が不足する可能性があります。反対に評価額を超えて設定しても、実際の損害額や評価額を超える保険金は受け取れません。
古い契約は証券を確認する

長期間継続している契約では、時価基準や比例払いなど、現在の一般的な住宅向け火災保険と異なる条件が残っていることがあります。保険証券や契約内容のお知らせで「評価基準」「協定再調達価額」「保険金額」「免責金額」を確認してください。
内容が分からない場合は、保険会社や代理店に「全損した場合の支払上限」「一部損害の計算方法」「現在の再調達価額」を具体的に確認すると判断しやすくなります。
まとめ

価額協定特約の内容は、商品や契約時期によって異なります。現在は再調達価額を基準にする契約が一般的ですが、古い契約が自動的に同じ条件へ変わるわけではありません。保険証券で評価基準と保険金額を確認し、現在の再建費に合っているかを見直しましょう。
