財形貯蓄積立保険とは?3種類の違いと税金・引き出しの注意点

保険について知りたい
財形貯蓄なら、どの種類でも利子が非課税になりますか?

保険のアドバイザー
いいえ。一般財形に非課税の優遇はありません。一定の条件で非課税になるのは、財形住宅と財形年金です。
財形貯蓄積立保険とは。
勤務先の財形制度を利用し、給与から保険料を天引きして積み立てる保険商品です。利用できるかどうかは勤務先の制度と取扱金融機関によって決まります。
財形貯蓄の3種類

| 種類 | 主な目的 | 税制上の扱い |
|---|---|---|
| 一般財形貯蓄 | 使い道は自由 | 非課税の優遇なし |
| 財形住宅貯蓄 | 住宅の購入・増改築 | 一定条件で利子等が非課税 |
| 財形年金貯蓄 | 60歳以降の年金 | 一定条件で利子等が非課税 |
財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は、契約時に55歳未満であることなどの条件があります。両方を利用する場合、原則として合計550万円までの元利に対する利子等が非課税です。生命保険などを利用した財形年金には、払込保険料385万円までという別の取扱いがあります。
一般財形の利子には20.315%の税金がかかる

一般財形には、財形住宅や財形年金のような非課税措置はありません。預貯金型の商品では、利子等に原則20.315%の税金がかかります。保険型の商品は、受取方法や契約内容で課税関係が異なる場合があるため、取扱金融機関の説明を確認してください。
「財形であればすべて税金がお得」とは限りません。一般財形の主な利点は、給与天引きで積み立てを続けやすいことです。
引き出すときの注意点

一般財形は使い道が自由ですが、いつでも同じ条件で引き出せるとは限りません。保険商品では、積立開始から短期間で解約すると、受取額が払込保険料を下回ることがあります。手続きにかかる日数や一部払出しの可否も商品ごとに違います。
財形住宅と財形年金は、決められた目的以外で払い出すと、原則として非課税の扱いを受けられなくなります。災害や一定の重い疾病など、例外として非課税で払い出せる場合もあるため、先に勤務先や取扱金融機関へ確認しましょう。
保障内容は商品ごとに確認する

保険型の財形商品には、死亡・高度障害時の保障が付くものがあります。ただし、保険金が必ず払込保険料の5倍になるわけではありません。災害死亡時だけ保障額が上乗せされる商品もあり、保障額や支払条件は契約ごとに異なります。
財形貯蓄は資産形成が中心の制度です。大きな死亡保障が必要なら、財形だけで足りると考えず、現在加入している生命保険と合わせて確認してください。
利用前に確認したいこと

- 勤務先が財形制度を導入しているか
- 一般・住宅・年金のどれが目的に合うか
- 予定利率と途中解約時の受取額
- 一部払出しや解約に必要な日数
- 税制優遇を受けるための条件
- 死亡・高度障害時の保障内容
まとめ

財形貯蓄積立保険は、給与天引きで計画的に積み立てやすい商品です。ただし、一般財形に非課税の優遇はなく、保障額や途中解約の条件も商品によって違います。目的、税金、受取条件を確認してから選びましょう。
