無過失事故の特則とは?もらい事故で等級を下げないための条件

保険について知りたい
追突されて自分に過失がなくても、車両保険を使うと等級が下がりますか?

保険のアドバイザー
通常は車両保険を使うと等級へ影響しますが、無過失事故の特則が適用されれば、事故がなかったものとして扱われます。適用条件は契約ごとに確認が必要です。
無過失事故の特則とは。
相手の一方的な過失による事故など、契約者側に過失がない一定の事故で車両保険を使った場合に、翌年の等級と事故有係数適用期間を決めるうえで、その事故がなかったものとして扱う仕組みです。
「無過失なら必ず等級が下がらない」とは限らない

事故の過失割合が0対100でも、特則の適用条件を満たさなければ、車両保険を使った事故として等級へ影響することがあります。
適用範囲は保険会社や商品によって異なります。「2021年以前は適用され、2022年以降は適用されない」という共通の制度ではありません。契約した商品の約款と特約一覧で確認してください。
適用される主な条件

車同士の事故では、一般に次のような条件をすべて満たすことが求められます。
- 契約車両の運転者や所有者に過失がない
- 相手の自動車と、運転者または所有者を確認できる
- 契約の車両保険から保険金が支払われる
- 追突や赤信号無視など、約款で定めた事故に該当する
現在の商品には、契約車両の欠陥や第三者の不正アクセス、自動運転中の事故などを対象に含めるものもあります。細かな条件は商品ごとに違います。
当て逃げは対象外になることがある

駐車中にぶつけられた事故でも、相手の車や運転者が分からない当て逃げは、車同士の無過失事故特則の対象外になることがあります。
車両保険で修理費を受け取れても、事故の扱いが1等級ダウン事故になるなど、翌年の保険料へ影響する可能性があります。警察へ届け出たうえで、ドライブレコーダーや防犯カメラの映像を保管しましょう。
事故現場で残す情報

- けが人を救護し、安全な場所へ移動する
- 警察へ連絡する
- 相手の氏名、連絡先、車の登録番号を確認する
- 事故現場と車の損傷を写真や動画で残す
- 保険会社または代理店へ連絡する
事故直後にその場で過失割合や示談内容を決める必要はありません。記録を残し、保険会社へ事実を伝えてください。
車両保険を使う前に保険料への影響を確認する

無過失事故の特則が使えない場合は、修理費と、翌年以降に増える保険料を比べてから車両保険を使うか判断します。
保険会社へ連絡しただけで直ちに等級が下がるわけではありません。保険金を請求した場合の事故区分、更新後の等級、保険料の見込みを確認しましょう。
契約時と事故時の確認事項

- 無過失事故の特則が自動で付いているか
- 車両保険を外すと特則も使えなくならないか
- 相手不明の当て逃げを補償するか
- 特則が適用された事故をノーカウント事故として扱うか
名称が似ていても補償内容は同じとは限りません。保険証券、契約概要、約款を確認し、不明な点は保険会社または代理店へ問い合わせてください。
