保険契約はいつ成立する?諾成契約と責任開始日の違い

保険について知りたい
担当者に「この保険に入ります」と伝えれば、すぐ契約成立ですか?

保険のアドバイザー
申込みだけでは成立しません。保険会社が内容を審査し、承諾した時点で契約が成立します。
諾成契約とは。
当事者の申込みと承諾が一致すると成立する契約です。保険契約も諾成契約ですが、申込者の意思表示だけで成立するわけではありません。
保険会社の承諾が必要

保険の担当者に加入の希望を伝えただけでは、通常は契約成立になりません。申込書を提出し、必要な告知や診査を行った後、保険会社が申込みを承諾すると契約が成立します。
営業担当者や代理店が申込書を受け取っても、その場で保険会社の承諾まで完了するとは限りません。「担当者が分かりましたと言ったから契約成立」と考えるのは危険です。
契約成立と保障開始は分けて考える

生命保険では、保険会社が契約を承諾した場合、一般に告知・診査と第1回保険料充当金の払込みが終わった日のうち、遅い日にさかのぼって保障が始まります。口座振替を選ぶ商品では、申込みと告知が完了した時点にさかのぼる場合もあります。
商品によって手続きや責任開始日は異なります。申込日、契約成立日、責任開始日が同じとは限らないため、申込書や約款で確認してください。
書面や電子手続きの役割

諾成契約だからといって、保険を口約束だけで進めてよいわけではありません。保険は保障内容、保険料、免責事項などが複雑です。現在は紙の申込書だけでなく、タブレットやウェブで手続きする商品もありますが、いずれも申込内容を記録し、契約内容を確認できる形で進めます。
契約後は、保険証券または契約内容のお知らせ、約款、意向確認書などを保管し、申込内容と違いがないか確認しましょう。
告知は正確に行う

健康状態などの告知が必要な保険では、保険会社が尋ねた事項へ事実を正確に答えます。担当者へ口頭で病歴を伝えただけでは、告知として扱われないことがあります。指定された告知書や画面に、申込者本人が入力してください。
故意または重大な過失による告知義務違反があると、契約を解除され、保険金や給付金を受け取れない場合があります。
申込み後に確認すること
- 保険会社が契約を承諾したか
- 保障が始まる責任開始日はいつか
- 保険料の払込みが完了しているか
- 申込内容、受取人、保障額に誤りがないか
- クーリング・オフの対象と期限
不明な点は、担当者だけでなく保険会社の窓口にも確認できます。保障開始前の事故や病気は対象外になる可能性があるため、手続きの進捗を確認しておきましょう。
