平均余命と平均寿命の違い|数字の見方と計算方法を解説

保険について知りたい
平均寿命は、その年に亡くなった人の平均年齢ですか?

保険のアドバイザー
違います。年齢ごとの死亡率を使って作る生命表から計算した「0歳の平均余命」が平均寿命です。
平均余命とは。
ある年齢の人が、現在の死亡状況が続くと仮定した場合に、平均してあと何年生きるかを示す統計上の期待値です。0歳の平均余命を「平均寿命」と呼びます。
平均寿命は亡くなった人の平均年齢ではない

平均寿命は、その年に亡くなった人の年齢を足して人数で割った数字ではありません。厚生労働省の生命表では、人口と死亡数から年齢別の死亡率を求め、その死亡状況が今後も変わらないと仮定して、各年齢の平均余命を計算します。
このうち、0歳の平均余命が平均寿命です。その年に生まれた子どもを実際に一生追跡して求める数字でもありません。
平均余命は年齢ごとに異なる

60歳の平均余命が25年なら、60歳の人が平均してあと25年生きるという意味です。単純に「平均寿命から現在の年齢を引いた年数」とは一致しません。60歳まで生存した人を対象に、その年齢以降の死亡率を使って改めて計算するためです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 平均寿命 | 0歳の平均余命 |
| 平均余命 | ある年齢の人が平均してあと何年生きるか |
| 平均死亡年齢 | 一定期間に亡くなった人の年齢の平均。平均寿命とは別の数字 |
数字は個人の寿命を予言するものではない

平均余命は、多くの人の死亡状況をもとにした統計上の平均です。特定の人がその年齢まで生きると保証する数字ではありません。健康状態、生活環境、医療の進歩などによって、実際の寿命は一人ひとり異なります。
老後資金や保険を考えるときの使い方

老後資金を考えるときは、平均寿命だけでなく、自分の現在年齢に対応する平均余命を確認します。ただし、平均より長く生きる可能性もあります。生活費や医療・介護費は、平均余命ぴったりで資金が尽きないよう、余裕を持たせて準備することが大切です。
生命保険や年金の検討でも、平均余命は一つの目安にすぎません。家族構成、貯蓄、住宅費、働く期間を合わせて判断しましょう。
