老齢厚生年金とは?受給条件・計算方法・繰上げと繰下げを解説

保険の見直しを考えていて、何から始めればよいか迷っている方へ。
診断で、最初に確認したいことを整理する

老齢厚生年金とは?受給条件・計算方法・繰上げと繰下げを解説

保険について知りたい

厚生年金に少しでも加入していれば、老齢厚生年金を受け取れますか?

保険のアドバイザー

老齢基礎年金の受給資格期間を満たし、厚生年金の加入期間があれば、原則65歳から加入記録に応じた老齢厚生年金を受け取れます。

老齢厚生年金とは。

会社員や公務員などとして厚生年金へ加入した人が、原則65歳から老齢基礎年金に上乗せして受け取る年金です。

受給するための条件

老齢厚生年金の受給条件

老齢厚生年金を受け取るには、老齢基礎年金の受給資格期間が原則10年以上あり、厚生年金の加入期間が必要です。加入期間が短くても、条件を満たせばその記録に応じた年金額が計算されます。

公務員などが加入していた共済年金は2015年10月に厚生年金へ一元化されました。一元化前の加入期間も、加入記録に基づいて年金へ反映されます。

年金額は報酬と加入期間で決まる

老齢厚生年金の計算

老齢厚生年金の中心となる報酬比例部分は、厚生年金に加入していた期間と、その間の標準報酬月額・標準賞与額をもとに計算します。単純に「支払った保険料の総額がそのまま積み立てられ、後で戻る」仕組みではありません。

正確な見込額は、ねんきん定期便やねんきんネットで確認できます。転職歴が多い人は、加入記録に抜けがないかも確認しましょう。

繰上げは60歳から、繰下げは75歳まで

老齢厚生年金の繰上げと繰下げ

原則65歳の受給開始を、60歳から65歳になるまでの間に繰り上げると、年金額は減額され、その減額率は生涯変わりません。66歳以後75歳まで繰り下げると、1か月につき0.7%増額され、最大84%の増額になります。

繰下げの上限は2022年4月から75歳へ引き上げられました。古い記事にある「70歳まで」という説明は、一部の経過措置対象者を除き現在の上限ではありません。

働きながら受け取る場合

働きながら受け取る老齢厚生年金

厚生年金に加入しながら老齢厚生年金を受け取る場合、賃金と老齢厚生年金の基本月額の合計によって、年金の一部または全部が支給停止となる在職老齢年金が適用されることがあります。

老齢基礎年金は在職老齢年金による支給停止の対象ではありません。基準額は改定されるため、働き方を変えるときは日本年金機構の最新情報を確認してください。

請求を忘れない

老齢厚生年金の請求

年金は受給年齢になれば自動的に振り込まれるものではなく、請求手続きが必要です。受給開始年齢の約3か月前に届く年金請求書を確認し、必要書類を添えて提出します。繰上げや繰下げには取り消せない条件や他の年金への影響があるため、申請前に確認しましょう。