特約

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医療保険

先進医療を詳しく解説

先進医療とは、国の定めた基準を満たし、厚生労働大臣に認められた高度な医療技術を使った治療のことです。画期的な新しい治療法で、まだ健康保険で費用が支払われる治療、つまり保険診療の対象となるかどうかを評価している段階にあります。 先進医療では、治療の効果や安全性などを調べている最中です。そのため、治療にかかる費用は全額自分で負担しなければなりません。場合によっては費用が高額になることもあり、家計への負担は大きくなってしまいます。 しかし、先進医療による治療と、保険診療を同時に受けることができます。先進医療で受けた治療費以外は、診察、検査、薬、入院などにかかる費用は保険適用となります。これらの費用については、普段病院にかかるときと同じように、自己負担は1割から3割ですみます。ですので、先進医療を受ける際にかかる費用は、先進医療の治療費だけとなります。 先進医療を受ける前には、必ず医療機関に見積もりを出してもらい、治療にかかる費用をしっかりと確認しましょう。高額な費用がかかる可能性もあるため、事前に費用を把握しておくことはとても大切です。 また、加入している民間の医療保険に、先進医療特約が付いているかどうかも確認しておきましょう。この特約に加入していれば、先進医療にかかった費用の一部または全部が支払われる場合があります。経済的な不安を和らげ、治療に専念するためにも、事前の準備をしっかり行うことが大切です。
自動車保険

事故対応の強い味方!搬送費用保険を徹底解説

搬送費用保険とは、事故や故障で車が自走できなくなった場合に、修理工場までの搬送費用を負担してくれるありがたい制度です。 突然の事故や思わぬ機械の不具合で車が動かなくなってしまった時、どうしたらよいか慌ててしまう方も多いはずです。そのような時に、この保険は大きな助けとなります。 この保険は、多くの場合、自動車保険の『事故・故障付随費用特約』に含まれています。自動車保険に加入する際に、この特約が付いているかを確認しておきましょう。特約に加入していれば、事故や故障によって車が動かなくなった際に、レッカー移動や陸送などにかかる費用を負担する必要がありません。 修理工場までの搬送だけでなく、修理が完了した後の自宅などへの引取費用も補償対象となる場合もあります。そのため、思わぬ出費を抑えることができ、経済的な負担を軽減できるのです。 特に、旅先など自宅から遠く離れた場所で事故や故障が起きた場合は、搬送費用が高額になることがあります。このような場合でも、搬送費用保険に加入していれば、費用を心配することなく、落ち着いて対応できます。また、事故や故障時の手続きに慣れていない方でも、保険会社が搬送の手配などを支援してくれるので、安心して手続きを進めることができます。 搬送費用保険は、不測の事態に備え、安全・安心な運転をサポートしてくれる心強い味方と言えるでしょう。
自動車保険

指定日変更特約で保険料節約

指定日変更特約とは、将来の特定の日に、あらかじめ決めておいた年齢による条件の変更を予約できる特約です。これは、まるで未来への約束事をしておくようなもので、契約者が手続きを忘れてしまったり、忙しい時期と重なったりしても、自動的に条件が変わってくれるので安心です。 この特約で設定する「指定日」とは、通常、契約に含まれる運転者の中で一番若い人の誕生日です。例えば、お子さんが生まれた時に自動車保険に加入し、お子さんが20歳になったら年齢条件を変更したいとします。この場合、お子さんの20歳の誕生日を「指定日」として設定しておくのです。 年齢条件とは、運転する人の年齢によって保険料が変わる仕組みのことです。若い人は、運転の経験が浅いため、統計的に事故を起こす割合が高いとされています。そのため、保険会社は「20歳未満の人は補償の対象外」や「25歳未満の人は補償の対象外」といった特約を設けており、これらの特約を付けると保険料を安くすることができます。 お子さんが成長して、これらの年齢条件に当てはまらなくなると、特約を外す必要があります。例えば、お子さんが20歳になり、「20歳未満の人は補償の対象外」という特約が不要になったとしましょう。この時、指定日変更特約を付けていれば、指定日であるお子さんの20歳の誕生日に自動的にこの特約が外れ、年齢条件が変更されます。わざわざ保険会社に連絡して手続きをする必要がないので、とても便利です。 このように指定日変更特約は、将来の変更を予約することで、手続きの手間を省き、常に最適な保険料で契約を維持できる便利な仕組みと言えるでしょう。
火災保険

火災補償:知っておくべき基礎知識

火災補償とは、火災保険における基本的な補償で、火災による損害を金銭的に助けるものです。自宅が火事に見舞われた際、建物や家財道具など、大切な財産を失う可能性があります。このような思いがけない出来事に備え、金銭的な損失を少なくするために火災補償は大切な役割を担います。火災保険に加入することで、火災による損害を補填してもらうことができ、生活の立て直しを滞りなく進めることができます。 火事が起きた際に、保険金を受け取ることで、住まいの修理費用や家財道具の購入費用などをまかない、金銭的な負担を大幅に軽くできます。火災補償の対象となるのは、建物本体だけでなく、門や塀、車庫などの付属建物も含まれる場合が一般的です。また、建物内部にある家具、家電製品、衣類、貴金属などの家財道具も補償の対象となります。大切な思い出の品や貴重品なども、火災補償によって守られるため、安心して生活を送ることができます。 火災補償は、火事だけでなく、落雷や爆発など、火事に伴う危険も補償対象としていることがほとんどです。そのため、火事以外の思いがけない災害にも備えることができます。例えば、落雷によって家電製品が壊れた場合や、近隣の建物で爆発が起きて自宅が損害を受けた場合でも、火災補償によって損害を補填してもらえる可能性があります。さらに、ガス爆発やボヤ、延焼による損害も補償対象となる場合が多いため、火災の規模に関わらず、幅広い事態に対応できます。 しかし、補償の範囲は保険会社や契約内容によって変わるため、前もって確認しておくことが大切です。例えば、地震による火災は補償対象外となる場合もあります。また、保険金の支払い限度額も契約内容によって異なるため、自身のニーズに合った補償内容を選ぶ必要があります。火災保険は、持ち家の人にとってなくてはならない保険と言えるでしょう。