
協会けんぽ:あなたの健康を守る支え
協会けんぽ、正式には全国健康保険協会と言います。あまり聞きなれない名前かもしれませんが、実は私たちの日常生活を支える重要な役割を担っています。会社で働く人の中には、健康保険組合に入っている人と、この協会けんぽに入っている人がいます。では、この二つの違いは何でしょうか。簡単に言うと、大きな会社は独自の健康保険組合を作ることができ、そこに社員が入ります。一方、健康保険組合を作らない会社や、比較的小さな会社で働く人は、自動的に協会けんぽに加入することになります。
では、協会けんぽは何をしてくれるのでしょうか。一番大切な役割は、病気やけがをした時の医療費の負担を軽くしてくれることです。病院の窓口で健康保険証を提示することで、医療費の自己負担額を抑えることができます。もし協会けんぽに入っていなければ、高額な医療費を全額自分で支払わなければならず、家計への負担は計り知れません。協会けんぽは、そうした事態を防ぎ、安心して医療を受けられるように支えてくれています。
自分の健康保険証を見て、「全国健康保険協会」と書いてあれば、あなたは協会けんぽの加入者です。普段は意識することが少ないかもしれませんが、協会けんぽは私たちが健康に生活を送る上で欠かせない存在です。いわば健康を守るための縁の下の力持ちと言えるでしょう。病気やけがをした時だけでなく、健康診断の費用補助など、健康増進のための様々な事業も行っています。協会けんぽは、私たちの健康を様々な側面から支え、より良い暮らしを実現するために日々活動しています。