
持病があっても保険に入れる?
持病とは、長い期間にわたって付き合っていく病気のことを指します。これは、常に症状が現れているという意味ではなく、症状が出ていない落ち着いた時期と、症状が悪化する時期を繰り返す場合も含みます。具体的には、高血圧や糖尿病、喘息、アトピー性皮膚炎といった病気が代表的な例として挙げられます。これらの病気は、治療に長い期間が必要となることが一般的です。
持病があるかないかは、健康状態を総合的に判断する上でとても大切な要素です。そのため、生命保険や医療保険といった保障に加入するための審査では、特に重要な項目として扱われます。持病の種類や症状の重さによっては、保険に加入すること自体が難しくなったり、加入できたとしても保障の内容が限られたりする可能性があります。健康診断で初めて病気が見つかった場合でも、既に自覚症状があるときは持病と見なされることがあるので注意が必要です。
例えば、健康診断で血糖値が高いと指摘されて糖尿病と診断された場合、既にのどが渇きやすくなっていたり、体重が減っていたりするなどの症状があれば、それは持病と判断される可能性があります。また、健康診断の結果が出る前から高血圧の薬を服用していた場合なども、持病がある状態と判断されます。
持病をお持ちの方が保険への加入を考える際には、ご自身の健康状態について包み隠さず正確に伝えることが何よりも大切です。過去の病気や現在の症状、治療内容など、正確な情報を伝えることで、自分に合った適切な保険プランを選ぶことができ、いざという時に安心して保障を受けることができます。保険会社によっては、持病のある方向けの特別なプランを用意している場合もありますので、積極的に相談してみることをお勧めします。