L字型保険

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生命保険

L字型保険とは?メリット・デメリットを解説

エル字型保険とは、一生涯の保障が続く終身保険に、一定期間だけ保障額を増やす定期保険の特約を組み合わせた商品です。この保険は、保障期間と金額を図にすると、エル字型に見えることから、そう呼ばれています。 エル字型保険は、大きく分けて二つの部分から成り立っています。一つ目は、一生涯保障が続く終身保険の部分です。これは、死亡時に必ず保険金が支払われるもので、加入時の年齢や保険金額によって保険料が決まります。二つ目は、定期保険特約の部分です。これは、特定の期間、例えば10年、20年、30年といったように、決められた期間だけ保障が上乗せされるものです。この期間中に死亡した場合、終身保険の保障に加えて、特約部分の保障も受け取ることができます。 エル字型保険のメリットは、必要な保障額を期間に合わせて調整できることです。例えば、子供が小さいうちは教育資金のために大きな保障が必要ですが、子供が独立した後はそれほど大きな保障は必要ありません。このような場合、子育て期間に合わせて定期保険特約を付けることで、効率的に保障を得ることができます。また、終身保険部分は一生涯の保障となるため、将来の不安にも備えることができます。 保険料の仕組みは、終身保険部分と定期保険特約部分の合計となります。定期保険特約は掛け捨て型となるため、その期間が終了すると保障はなくなりますが、保険料は比較的安価に設定されています。一方、終身保険部分は一生涯の保障となるため、定期保険特約部分に比べて保険料はやや高くなります。 エル字型保険は、若い世代で、一定期間だけ大きな保障を必要とする方、例えば、住宅ローンを組んでいる期間や、子供が小さい期間などに適しています。将来への備えと、現在の大きな保障ニーズを同時に満たせる、バランスの取れた保険と言えるでしょう。