
無配当保険とは?その仕組みとメリット
生命保険には、加入者に支払われるお金の種類によって大きく二つの種類があります。一つは約束された保険金のみが支払われるタイプで、もう一つは約束された保険金に加えて、会社の業績に応じて追加のお金が支払われるタイプです。前者を無配当保険、後者を有配当保険と呼びます。どちらのタイプの保険を選ぶかは、将来のお金に対する考え方によって異なります。
無配当保険は、あらかじめ決められた保険金額が確実に支払われることが大きな特徴です。保険料も契約時に確定しており、将来、保険料が上がる心配はありません。まるで毎月決まった額を貯金しているような安心感があります。このタイプの保険は、将来何が起こるかわからない世の中で、確実な備えをしたいと考えている人に向いています。例えば、お子さんの教育資金や住宅ローンなど、将来必ず必要になるお金のために備えたい場合、無配当保険は有力な選択肢となります。
一方、有配当保険は、会社の経営状況が良好な場合、保険金に加えて配当金を受け取ることができます。配当金は、会社の利益の一部を加入者に還元するものです。もし会社が大きな利益を上げた場合、思わぬ臨時収入を得られる可能性があります。しかし、会社の業績が悪化した場合には、配当金が減ったり、全く支払われなくなったりする可能性もあるため、受け取れる金額は変動することを理解しておく必要があります。
このように、無配当保険と有配当保険はそれぞれ異なる特徴を持っています。どちらのタイプが自分に合っているかは、将来のライフプランやお金に対する考え方をよく考えて選ぶことが大切です。保険会社の担当者に相談したり、資料を比較検討したりすることで、自分に最適な保険を見つけましょう。