延長保険

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死亡保険

保険料払込免除!延長保険のススメ

延長保険とは、経済的な理由で保険料の支払いを続けるのが難しくなった時に、それまで積み立ててきた解約返戻金を使って、保険の保障を一定期間維持できるしくみです。 例えるなら、貯金箱にお金を貯めていて、そのお金が一定額になったら、貯金箱にお金を追加しなくても、しばらくの間そこからお金を引き出して使えるようなものです。保険の場合、この貯金箱にお金を入れることは保険料を支払うことにあたり、貯まっているお金は解約返戻金にあたります。そして、引き出して使えるお金が、保障を受けることにあたります。 支払いが困難になった場合は、保険を解約するという方法もあります。しかし、解約してしまうと、それまで積み立ててきたお金、つまり保障が全てなくなってしまいます。これは、せっかく貯めた貯金箱を壊してしまうようなものです。 延長保険を利用すると、保険料の支払いはストップしますが、死亡保障などの大切な保障は一定の期間、続けることができます。これは、貯金箱からお金を引き出してしばらく生活費に充てるようなイメージです。貯金箱にお金がある間は、生活を維持できますが、お金がなくなればそれ以上は引き出せません。同様に、延長保険も一定期間が過ぎると保障がなくなります。 人生には、病気やケガ、失業など、予期せぬ出来事が起こることがあります。これらの出来事によって収入が減り、保険料の支払いが難しくなることもあるでしょう。そんな時でも、延長保険を利用すれば、大切な保障を失わずに済みます。 また、経済的な状況が回復し、再び保険料を支払えるようになった場合は、元の保険に戻せる可能性もあります。これは、貯金箱にお金が再び貯められるようになった状態に似ています。このような場合は、保険会社の担当者に相談することで、状況に合わせた最適な対応を見つけることができます。
手続き

保険の復旧:保障内容を元に戻す方法

暮らしの中で、様々な事情により保険料の支払いが難しくなることがあります。そのような場合、保険契約を解約するのではなく、保障内容を変更することで保険を継続する方法があります。例えば、支払いが難しくなった時に保障を小さくしたり、保険料の支払いを将来なくす方法があります。 保険料の支払いを将来なくす方法には、大きく分けて二つの種類があります。一つは、それまで支払った保険料を元手に、保障の金額を減らして、将来の保険料の支払いをなくす方法です。これは、今までの支払いを無駄にすることなく、少ない保障額で保険を継続することができます。もう一つは、同じくそれまで支払った保険料を元手に、保険の期間を短くして、将来の保険料の支払いをなくす方法です。こちらは、保障される期間は短くなりますが、その期間中は元の保障額を維持することができます。 これらの方法は、一旦は家計の負担を軽くすることができますが、保障内容も小さくなってしまいます。将来、お子さんが生まれたり、住宅を購入したりするなど、生活に変化があった場合、以前の保障内容に戻したいと考える方もいるでしょう。 そんな時に活用できるのが「復旧」という制度です。復旧とは、保障内容を変更した後でも、一定の期間内であれば、もとの保障内容に戻すことができる制度です。多くの場合、変更から三年以内であれば、もとの保障内容に戻すことができます。変更によって減ってしまった保障額や保障期間を元に戻すことで、将来起こりうる万一の事態への備えを万全にすることができます。人生設計の変化に合わせて、柔軟に保険を活用していくために、復旧制度は心強い味方となるでしょう。