医療保険

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入院保障の基礎知識:1入院とは?

病気やけがで入院が必要になったとき、医療保険で保障される入院給付金は「一回の入院」を基準に支払われます。この「一回の入院」という考え方を正しく理解することが、医療保険を選ぶ上でとても大切です。「一回の入院」とは、ただ単に病院に入った日から退院する日までの期間を指すのではなく、場合によっては退院と再入院を含めた期間をまとめて計算することがあります。 たとえば、一度入院して退院した後、同じ病気やけがが原因で180日以内に再び入院した場合を考えてみましょう。この場合、二回目の入院は一回目の入院の続きと見なされ、最初の入院から二回目の退院までが「一回の入院」として扱われます。つまり、いったん退院したとしても、180日以内であれば、同じ病気やけがで再び入院した場合は、最初の入院の延長線上にあると判断されるのです。 もう少し具体的に説明すると、最初の入院が30日間で、退院後150日後に同じ病気で再入院し、その入院期間が20日間だったとします。すると、医療保険における「一回の入院」の期間は、単純な入院日数の合計である50日間ではなく、最初の入院日から二回目の退院日までの期間、つまり30日+150日+20日で合計200日間となります。 このように「一回の入院」の期間は、再入院の有無やその時期によって大きく変わる可能性があります。そのため、医療保険を選ぶ際には、保険会社によって「一回の入院」の定義や期間の計算方法が異なる場合があるため、それぞれの保険をよく確認することが大切です。保障内容をしっかりと理解し、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。