全期型

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生命保険

更新型特約:知っておくべきメリットとデメリット

更新型特約は、定期保険に付加できる追加の保障のようなものです。定期保険とは、あらかじめ定められた期間、例えば10年や20年といった期間だけ保障が続く生命保険のことです。この定期保険に更新型特約を付けることで、保障期間が終了した後も、改めて医師の診察や健康診断を受けることなく、保障を継続することができるのです。 通常、保険に加入する際には、現在の健康状態について詳しく告知する必要があります。大きな病気にかかっていたり、過去に大きな病気にかかったことがある場合は、保険に加入できない場合もありますし、加入できたとしても保険料が高くなる場合があります。しかし、更新型特約が付加された定期保険の場合、更新時には健康状態の告知は不要です。つまり、加入後に大きな病気を患ったとしても、更新時にはその病気について告知する必要がないのです。これは更新型特約の大きな利点と言えるでしょう。 例えば、5年ごとに更新するタイプの定期保険に加入していたとしましょう。5年後、最初の保障期間が終了するタイミングで更新時期を迎えます。この時、更新の手続きを行うことで、さらに5年間保障を継続することができるのです。更新の手続きは、多くの場合、保険会社からのお知らせが届き、指定された期日までに保険料を支払うことで自動的に行われます。そのため、特に複雑な手続きや書類の提出などは必要ありません。ただし、更新時には年齢や保険会社の経営状況などを考慮して保険料が再計算されるため、以前よりも保険料が高くなる可能性があります。更新する際には、新しい保険料がいくらになるのかを確認しておくことが大切です。また、更新には年齢制限が設けられている場合もありますので、契約内容をよく確認しておきましょう。更新型特約は、将来の健康状態の変化に不安がある方にとって、心強い味方となるでしょう。
その他

全期型保険を徹底解説

一生涯続く保険ではなく、一定の期間だけ保障を受けられる保険に加入する際、保障内容が契約期間中ずっと変わらないものを全期型といいます。 この保険の種類は、加入したときから保険料の支払いが終わるまで、保障の内容や保険料の金額が変わりません。例えば、十年間保障される保険に、入院給付金を受け取れる特約を全期型で付けた場合、この十年間は保障内容も保険料も変わりません。つまり、最初に決めた内容が最後まで続くので、将来、保障内容が減ったり、保険料が上がったりする心配はありません。 契約時に将来の保障内容と保険料が確定するため、安心して加入できることが大きなメリットです。特に、若い時に加入して長期間保障を受けたい場合や、将来の生活設計をしっかりと立てたい場合に適しています。 一方で、全期型は保障内容や保険料を見直すことができないという側面もあります。将来、状況が変化して、保障内容を増やしたいと思ったり、保険料を減らしたいと思っても、契約期間中は変更できません。そのため、加入前に将来のライフプランをしっかりと検討し、本当に必要な保障内容を選ぶことが大切です。 この全期型とよく比較されるのが更新型です。更新型は一定期間ごとに保障内容や保険料が見直されます。全期型は更新型と異なり、契約期間中は更新がないため、保障や保険料の変動リスクがない点が特徴です。 全期型は、保障期間が比較的短い保険商品によく利用されています。例えば、十年程度の定期保険や、子どもの教育資金を準備するための学資保険などです。これらの保険は、保障期間が限定されているため、全期型で保障内容を固定することで、安心して目的を達成することができます。