積み立て チルメル式準備金とは?
生命保険会社は、将来の保険金、解約返戻金、年金、満期金などの支払いに備えて、あらかじめお金を積み立てておく必要があります。これを責任準備金といいます。この責任準備金を積み立てる計算方法はいくつかありますが、その代表的な方法の一つがチルメル式責任準備金です。チルメル式は、保険契約の最初の年の積み立て金を少なく設定し、その分を付加保険料に充てる方法です。付加保険料とは、保障のために必要な純粋な保険料(純保険料)に上乗せされる保険料のことです。付加保険料は、主に保険会社の運営にかかる費用や、保険を販売するための手数料などに充てられます。保険契約の最初の年は、新しい契約者を集めるための広告宣伝費や、契約手続きにかかる事務費用など、多くの費用が発生します。そこで、チルメル式では最初の年の付加保険料を多めに設定することで、これらの費用をまかなう仕組みになっています。最初の年の積み立て金が少なくても、将来の支払いに備えて責任準備金は確実に積み増されていきます。契約期間が長くなるにつれて、積み立てられる金額も増えていきます。これは、将来の支払額が大きくなることを見越して、あらかじめ計画的に積み立てているからです。また、保険料には運用益が含まれており、この運用益も積み立てに貢献しています。このように、チルメル式は、初期費用を効率的にまかないながら、将来の支払いに備えるための責任準備金を確保するための方法です。保険会社は、チルメル式以外にも様々な方法を用いて、契約者への確実な支払いを保障するための責任準備金を積み立てています。
